「美人なのに、なぜか印象が惜しい…」その理由は口元にあった！
こんにちは、パーソナルトレーナーの戸村能久です。
肌も髪も爪もピカピカなのに、なぜか「惜しい！」と感じてしまう人。実は、その原因のひとつが“口臭”かもしれません。
どんなに見た目を磨いても、ふとした瞬間の口臭で印象がガラリと変わること、意外と多いんです。
中医学（中国伝統医学）では、「美しさは外側だけでなく内側からにじみ出るもの」と考えます。口臭は、体の内側の状態を映し出す鏡。今回は、そんな中医美容の視点から、口臭ケアをやさしく、そして実践的にご紹介します。
口臭の原因は「お口の中」だけじゃない？
口臭と聞くと、まず思い浮かぶのは虫歯や歯周病、口内炎などの“お口の中のトラブル”。もちろんこれらも大きな原因ですが、中医学ではさらに一歩踏み込んで「体の内側の不調」も見逃しません。
たとえば、胃腸の調子が悪いときや、ストレスが溜まっているとき、呼吸器の不調があるときも、口臭が強くなりやすいんです。
これは、体の中の“巡り”が滞ることで、不要なものが上に昇ってきてしまうから。
特に「脾胃不和（ひいふわ）」という消化器系のバランスの乱れは、口臭の大きな原因のひとつとされています。
あなたの口臭、どのタイプ？中医学が教える5つのパターン
中医学では、口臭の原因を大きく5つのタイプに分けて考えます。
自分がどのタイプかを知ることで、より効果的なケアができるんです。
- 胃熱気逆（いねつきゃくぎゃく）
辛いものや脂っこいもの、アルコールの摂りすぎで胃に熱がこもっているタイプ。口の中が乾きやすく、舌が赤くなりがち。 - 湿困脾胃（しつこんひい）
冷たい飲み物やビールの飲みすぎで、胃腸に“湿気”がたまっているタイプ。口の中がねばつき、重だるさを感じやすいです。 - 食滞（しょくたい）
暴飲暴食で胃腸がオーバーワークになっているタイプ。年末年始やイベント続きの時期に増えやすいですね。 - 肝鬱気滞（かんうつきたい）
ストレスが原因で、消化機能が落ちて唾液が減りがちなタイプ。口が乾きやすく、気分も沈みがち。 - 肺熱（ふうねつ）
気管支炎や風邪など、呼吸器系の不調があるとき。咳や痰、鼻づまりで口呼吸が増え、口の中が乾燥しやすくなります。
舌苔（ぜったい）との上手な付き合い方
最近、舌苔（舌の表面の白っぽい苔状のもの）を気にして、ゴシゴシ取りすぎてしまう人が増えています。
でも、実は舌苔には舌の粘膜を守る大切な役割もあるんです。
取りすぎて舌が赤くなってしまうと、味覚障害や粘膜のトラブルにつながることも。
“適度に、やさしく”が舌ケアのコツです。
すぐできる！中医美容流・口臭ケアのアイデア
「今すぐなんとかしたい！」そんなときは、緑茶や紅茶の葉をそのまま噛むのが意外とおすすめ。
お茶の葉に含まれる成分が、口の中のニオイを和らげてくれます。
急な来客や外出前にも使えて、効果は2時間ほど持続します。
さらに、毎日の習慣にしてほしいのが「口腔体操」。
舌の先を上あごの裏側に沿って前から奥へ動かし、出てきた唾液を飲み込む。
これを3回繰り返すだけで、唾液の分泌が促され、口の中がすっきりします。
また、手軽なツボ押しもおすすめ。
手の甲の親指と人差し指の間にある「合谷（ごうこく）」や、手首の内側にある「内関（ないかん）」を、綿棒や指で10～20回ほどやさしく押してみてください。
全身の巡りがよくなり、口臭予防にもつながります。
口臭ケアは「自分を大切にする」こと
口臭ケアは、単なるエチケットや見た目の問題だけではありません。
自分の体調や心の状態に目を向けるきっかけにもなります。
中医学の考え方を取り入れて、内側から美しくなることで、もっと自信を持って人と接することができるはずです。
まとめ：今日から始める、内側からの美しさ
美しさは、外側を磨くだけでは完成しません。
口臭ケアを通じて体の声に耳を傾け、毎日の小さな習慣を積み重ねていくことが、“本物の美しさ”への近道です。
もし「自分に合った体質改善やトレーニングも知りたい！」という方は、ぜひHearts227のパーソナルトレーニングにもご相談ください。
一緒に、内側から輝くあなたを作っていきましょう！
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