あなたは最近、心からリラックスできていますか。不安や焦り、イライラが続く日々を送っている方も多いのではないでしょうか。夜、ベッドに入ってもなかなか寝付けない、といった悩みがあるかもしれません。
スマホを見る時間が増えて、私たちの体から「気持ちよさ」を感じる時間がどんどん減っているのが正直なところです。自分の体なのに、どこか他人事のように感じてしまう感覚、ありませんか。
この人生100年時代を若々しく健康で、生き生きと過ごすために、欠かせない一つの「態度」があります。それは**「自分の体に責任を持つ」**ということでした。責任を持つと聞くと、直そうとか良くならなきゃと、どうしても力が入ってしまう方が多いものです。
でも、私が一番伝えたいニュアンスは実は違っていました。自分の体に責任を持つということは、自分の体を、自分でも気持ちよくしてあげられるという責任なのですね。そのやり方こそが、私たちが昔から日本語で「手当て」と呼んできた、触れるという行為です。手当てとは、文字通り**「気を向けてあげる」ことです。体に気が向くとどうなるか。うん、もちろん元気にもなるでしょうが、それ以上に心が、そして体が気持ちよくなる**のです。
今日は、この「手当て」の秘密と、あなたが自宅で誰にも頼らず実践できるセルフタッチの作法を、詳しくお伝えしていきます。最近リラックスできていなかったと感じる方、不安や焦りを減らしたい方には、ぜひ試していただきたいです。

セルフタッチの土台を築く:気を練る手の使い方を学ぶ
自分の体を気持ちよくしてあげられる「手」を育てることが、セルフケアの第一歩でした。私たちは凝りや痛みを見つけると、ついグイグイ押したり揉んだり、「触っちゃう手」になりがちです。
このセルフタッチで大切なのは、力でねじ伏せることではありません。優しく、しかし確実に**「触れられて、触れられる手」**を育てることが肝心なのです。
力でやるのではなく、なぜ優しいタッチが大切なのでしょうか。力で押してしまうと、かえって体に緊張を与えてしまうからでした。この調和こそが、私たちの心身を整える鍵になるのです。東洋医学の言葉でいう「中庸」を養うことにも繋がるでしょう。
具体的な手の使い方からお伝えします。まず両手の指の腹と腹を、そっと合わせてみてください。力はいりません。爪の先っぽにまでこう触覚が感じられているところを探しましょう。
そして、しばらく深呼吸を繰り返します。鼻からゆっくり息を吸って、フーッと口から吐き出すのです。息を吸う時に指先がグーッと上に上がり、吐くと少し手が下がる、この呼吸と連動した動きを感じるまで、深呼吸を4、5回ほど続けてみてください。体がこの指先と、気の流れがしっかりまとまってきたな、と感じたら手を離します。
次に、指と指の間に空間を作ります。ここに丸いボール、あるいは楕円型の卵があるようなイメージで、そっと包み込むように支えてあげましょう。指を少し曲げ、手首を軽く返した状態です。手のひらのくぼみ(労宮)が大切でした。ここは「陰の気」と「陽の気」が往復する場所です。
この時、冷たく感じたり、あったかく感じたり、ピリピリ感じたり、渦を 感じたり、流動を感じたら、もうそれは合格です。手を近づけたり離したりすると、手が引っぱり合うような、静電気の糸が結び合っているような感覚になることがあります。これこそ、セルフタッチに使える、**「気を練った手」**が育った証拠です。
この触れ方をマスターすることが、すべてのセルフタッチの土台になるのです。この優しい手を育てることで、あなたのセルフタッチは全く違ったものになるでしょう。
感情の停滞を流す:胸への優しいセルフタッチで心を解放する
感情のセンサーである胸へのセルフタッチは、日々の不安や焦りといった心の重荷を手放す鍵となります。現代人は、感情のセンサーである胸を酷使しすぎているのが実情です。
なぜ胸のセルフタッチが大切なのでしょうか。不安や悲しみ、余計な思いといった**「邪気」や「停滞した気」は、この胸のあたりに溜まりやすい**からです。東洋医学でいう「中間電」やヨガの「ハートチャクラ」と呼ばれるこの部分は、私たちが日々の感情を受け止めている場所でした。この感情のセンサーを自分で整えてあげることで、自分の気持ちを守るバリアを張ることもできるでしょう。
具体的にやってみましょう。先ほど作った「気を練った手」で、自分の胸の中心にそっと置いてみてください。肘を上げると肩に力が入ってしまうので、肘は下げてリラックスします。まるで、お椀をフッと置くように、自然と胸に引き寄せられる場所に置くだけで十分です。そして、目を閉じて、心の中で胸に語りかけてみましょう。
「いつも元気に心臓や肺を動かしてくれてありがとう」。「余計な思いをたくさん、たくさん断捨離してくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えるのです。
そして、その手を胸に沿わせたまま、マッサージのようにグリグリやる必要は全然ありません。ただゆっくりと円を描いてあげるのです。この空気感、この空間を回してあげるイメージです。こうすることで、細かいあったかいものが胸の奥に入り、背中に抜けて、また正面から綺麗な気が胸に戻ってくるような感覚が捉えられたら、なお良いでしょう。
この手当てを実践した方の中には、途中で急に涙が溢れ出してきた方もいます。それは、過去の辛い思いや悲しかったことなど、様々な感情が胸から溢れ出てきた瞬間でした。そう、この手当ては、溜まった感情の滞り(邪気)を回転させ、流してくれる作用があるのです。胸が開かれ、安堵するような感覚が、きっと得られるでしょう。
健康の土台を安定させる:足裏とむくみへの「手当て」実践法
足は全身の土台であり、内臓とも密接に繋がる「気の通り道」でした。足へのセルフタッチは、内臓器に影響を与え、健康の土台を安定させるための、見た目以上に強力な手法なのです。
なぜ足のセルフタッチが強力なのでしょうか。東洋医学の経絡(けいらく)の考え方でも、足は非常に影響力が大きい場所です。足裏には全身のツボが張り巡らされており、内臓って直接皮膚から触れられないでしょう。でも、このツボをたどって、直接触れられない内臓器自体にまで、気を送り込むことができるのです。
この行為は見た目は地味かもしれません。しかし、健康の土台を作る「気の活性化」においては、全く違う効果をもたらします。
具体的な足のケアをしてみましょう。まずは先ほどの「気を練った手」で、足の裏表を挟んで合掌するように持ってみてください。足にね、心の中で語りかけるのです。「いつもお世話になって歩かせていただいてありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします」と。しばらくじっとします。
じわっと温かくなってきたなと感じたら、手首を使って渦を作るように前回し、後ろ回しと回してあげるのです。この渦を作ることで、くぼみに気が溜まり、気の流れがさらに高まるでしょう。気持ちよさが指針です。「あ、気持ちよくなってきた」と感じたら、少し下にずらしてまた回しましょう。
また、むくみが気になるふくらはぎのケアでは、揉む(マッサージ)のはNGでした。ふくらはぎを気持ちよくしてあげることが目的なので、触れ撫でることが大切なのです。むくみは**「不平不満を溜めている」というボディボイス**を表していると言われていましたね。
まず、骨(脛骨)に沿って、指の腹を密着させます。ゆったりと下へ、足の先まで「不平不満を払う」ように撫で下ろすのです。
次に、膝の裏です。ここにもくぼみがあります。親指の腹を当てて、力を入れずにスーッと下へ撫でていきます。これもマッサージではないのですね。あくまで目を閉じて「不満、出てけ」**「不満の役割はもう終わったよ、ありがとうね」**と、気持ちを込めて、体から不平不満を追い出してあげるイメージです。最後に、ふくらはぎを両手で挟み込み、「不満の役割は終えました。手放します」と宣言しながら、手首で前回し、後ろ回しをすると、さらに気持ちよく感じられるでしょう。
このセルフタッチで、冷えやむくみといった**「不平不満のボディボイス」**を払い、濾過してあげるという役割を果たすことができます。
酷使された部位を解放する:首、肩、顔の無邪気タッチ
重たい頭蓋骨を常に支えている首と肩。そして、現代で最も酷使されている体の部位の一つが目でした。ここに気を向けてあげることで、日々の重荷や眼精疲労から解放されることができます。
凝っている時、私たちはついその部分をグイグイ揉みたくなります。でも、揉んでしまうと、揉んでいる側の肩にもグッと力が入ってしまうでしょう。これでは、かえって体に緊張を与えてしまうのです。セルフタッチでは、無駄な力を抜いて、気の流れを促すことが重要でした。
首と肩のセルフタッチをやってみましょう。少しだけ顎を上に傾けてみてください。先ほど作った「くぼみの手」を用意し、小指を顎の骨の下のくぼみにピタッと当てます。指先にはそんなに力を入れなくていいのです。ポンッと、押してあげるような感覚でした。そのまま顎を楽にし、軽く下を向くくらいがちょうど良いです。目を閉じて、感謝を伝えるのです。
「いつも重たい背負いたくないものを背負わせてごめんね」「よく頑張ってくれたおかげで私は前へ進めます」と。
感謝を伝えたら、そのままの状態で、手首からゆっくりと前回し、後ろ回しを5回ずつくらい行うのです。すると、不思議なことに、触れている首のラインから肩へと、スーッと血流や気の流れが流れているのを感じるはずです。無駄な力が抜けてくるので、変にゴリゴリ揉むマッサージとは全く違う、持続性のある楽さが得られるでしょう。肩の重さや首の凝りが、フワッと抜けてくる気がします。
顔と目のケアです。これはお化粧していても、眼鏡越しでもできるのが大きなメリットでした。練った「楕円体の卵」の手を、顔を洗う時のように、顔にそっと近づけてごらんなさい。指先がポツッと当たるか当たらないかくらいの距離感です。手のひらは顔に当てなくていいのです。顔と手のひらの間に、必ず隙間があることがとっても大事でした。
この手のくぼみから、気がぶわーっと出ているのを感じてみてください。
もし、「なんか苦しい感じがするな」と感じたら、それは溜まっている気(邪気)なのです。そうしたら、内回し、外回しと、手に導かれるままに、何回でも回してあげてください。次第に顔の重さや、かったるさが取れてきて、「もう手動かさなくていいや」というスッキリした感覚になるでしょう。
このセルフタッチを続けた後、私たちは**「邪気が払われた状態」、つまり無邪気な自分**に戻っていることに気づかされるのです。
あなたの人生を支えるのは、他ならぬ「あなた自身の優しい手」
セルフタッチは、体への責任感を「気持ちよさ」という形で満たす、最も手軽で強力なセルフケア技術でした。私たちはつい、外側の情報や道具に頼りがちです。しかし、自分の体は、自分の手でしか癒せない部分もあるのですね。道具もいらない、特別な場所もいらない。自分の手のひらを少しだけ育ててあげて、今のやり方を真似するだけで、効果は十分にあるのです。
このシンプルな「手当て」という行為を通じて、あなたは自分自身と深く向き合う時間を持つことができます。自分の体から発せられる「ボディボイス」に耳を傾けることができるでしょう。それが、普段の仕事モードとは違う、骨の奥、神経の奥から休まるという、真のリラックス体験を与えてくれます。
このセルフタッチを習慣化することで、私たちは**邪気が抜けた「無邪気な自分」**に戻ることができるのです。これは本当に、人生を豊かにする、基本的なスキルだと私は思っています。
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もしあなたが、自分の体をもっと深く理解したい、気の流れや丹田(たんでん)の力を感じて、人生を根本から変えたいと思っているなら、ぜひ私たちのスタジオへ足を運んでみませんか。パーソナル加圧トレーニング&丹田スタジオHearts227では、セルフタッチで扱う「気」の活性化に加え、丹田の力を引き出し、体幹から整えるトレーニングを提供しています。あなたの体、心の声に寄り添い、真に健康で生き生きとした状態へ導くサポートを、トレーナーとして私が行うことをお約束いたします。
あなたの人生の土台を、一緒に築き上げていきましょう。お会いできる日を楽しみにしています。
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